高木美保ロングインタビュー「今、子供たちに伝えたいこと…」
今、最も動向が気になる女優。高木美保さんにロングインタビューを慣行しました。
女優なった経緯、農業への思い、そして高木美保さんのライフスタイルに迫ります!
かわはぎ「あ、あうぁ……」
高木「女優になったきっかけは大学付属の中学からエスカレート式に大学に入ったものの、つまらなくなって中退。たまたま女優志願の友人にオーディションに誘われ、ついでに受けたら合格してしまったというのが、女優業の始まりなんです。」
かわはぎ「………」
高木「その友人は、すぐに稼業を継ぐために辞めてしまい、一人残されてしまった私。最初は出演するより、制作する側になりたかったし女優には向かないとずっと思っていました。」
かわはぎ「……う……」
高木「30才を過ぎたころから演じるのに疲れてしまって、もう女優は辞めようと。でも、いつも周りの方々の絶大なる理解のもとに好きな方向に進ませてもらい、本当に感謝しないといけないなと思っています。」
かわはぎ「…好きな食べ物はなんですか?」
高木「女優になって、いつも父から言われていたのは、一人の人間として成立しなければ、女優になる資格はないということ。だから、忙しくても月に五冊は本を読むこと、新聞やニュースには必ず目を通すことは、常に自分に課していました。」
かわはぎ「いい天気ですね」
高木「本を読むのは、子どものころから大好きですが一番影響を受けたのは五木寛之さんの「朱鷺の墓」ですね。この本に出会わなければ、世の中のウソやゴマカシを見て見ぬふりしかできない人間になってしまっていたかもしれません。」
かわはぎ「エルヴィスは実は死んでないって本当ですか?」
高木「映像より文学の世界の方がスケールも奥行も自由に想像できますから。自分が演じる側になってみると、台本の内容が浅く感じたり、何かもの足りないと思ってしまったんです。」
かわはぎ「好きな食べ」
高木「今、私が1番伝えたいのは、自然と人と農業のつながり。人がどう生きて、どういう農業をすれば地球を守ることができるのか。」
かわはぎ「エルヴィ」
高木「世界中で、農薬や化学肥料などの農法で、土と水が汚されています。生命よりも経済性を優先する人間の欲が、自然の生態系をも狂わせている。もっと、地球全体を考えた農業を国が奨励してほしいと思いますね。」
かわはぎ「付き合って下さい…」
高木「最近は、キレやすい子どもが多くなり、自然との触合いが大事だとよく言われますが、子どもよりもまず親が変わらなければいけないと思います。」
かわはぎ「ドコモですか?」
高木「私は、仕事よりもお金よりも、自分が大好きっていう大人が増えれば、子どもは健全に育つと思うし、日本は変わると思います。」
かわはぎ「メ、メアド」
高木「もっと自然に生きること。心配するとその通りになるし、大丈夫って思えば大丈夫になる。無計算、無防備が一番楽(笑)。自然のままに生きれば、自ずとうまくいく。人間って本当はそんなふうにできているものなんでしょうね。」